マシン。

買い物をしてレジの前に立つと、時々思い出すのです。

私はその昔、ある美術大学に通っていました。
大学の中には食堂が何箇所かあり、よく「ホール」と呼ばれる、
吹き抜け天井のだだっ広いところで食事していました。
調理場の前にカウンターがあり、サラダや小鉢のおかずをトレイに
乗せたり、「おばちゃん、きつねうどんね!ねぎ多め。」と注文したり
する、いわゆる普通ぅーの学食です。

「マシン」と呼ばれたその人は、レジの向こうにいました。

小皿をどれだけ、デザートをどれだけ、麺類をどれだけ沢山トレー
に乗せていても、瞬時に暗算して合計金額をたたき出します。
「580円。はい、ありがと。」「460円。はい、ありがと。」
無表情。無機質。正確無比。
彼女の前のレジは単なる「お金を入れる引き出し」状態で、電源が
入っていたかどうかも疑わしい。
ピンと背筋を伸ばし、機械的に手を伸ばしてお金のやり取りをする様は
まさに「マシン」。ロボットではありません、あくまで「マシン」。

おそらく、当時は50代くらいだったと思われる彼女を時々思い出すたびに、
「あれだけすごい暗算できれば、ボケとは無縁だわ。」
と当時も今もあこがれるturboなのでした。
(この前、脳年齢チェックしたら「62歳!!」で衝撃を受けたのです。
あわてて「脳を鍛えるなんとやら」を毎日やってみたりして。)

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Posted 2005年7月21日 16時26分59秒 in Turbo Diary by turbo Comments (7)

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