日本沈没
1973年、今から33年前に小松左京によって書かれた、超有名なSF大作。
おそらく、大枠のストーリーは説明するまでもなく、皆さんがご存知でしょう。
まぁ、それではエントリーにもなりませんので、読了記念にさわりだけのご紹介。
地殻変動によって2年足らずで日本列島が沈むという事態を前に、国民を海外へと脱出させるべく奮闘する組織、個人、そして全世界を精密に描ききったシミュレーション小説。
「海洋SF」であり、「日本と諸国のポリティカルSF」であり、「パニックSF」である。
また小松左京氏は、阪神淡路大震災時にも、「大丈夫なはずの高速道路も傾くどころか完全に横倒しになってしまったわけで、SFより現実の方がはるかに上回ったわけです」と解説しています。
しかし、30年以上前にこの小説が書かれていること自体に先見の明をみました。